2017年6月30日金曜日

中村元記念館クローズアップ展「中村元博士とネパール王室」

ネパールは、ブッダの生誕地であるルンビニがあることでも知られていますが、今回の展示は、ネパール王室(当時)と中村元博士との交流を伺うことができる資料を展示します。
 そして、ネパールと「法華経」の意外なつながりも?
 関心のある方は是非お越しください。

開館時間:7 月 4日(火)~10 月 31 日(火)10:00~18:00(最終入場:17:30)
場所: 中村元記念館 展示室(松江市八束支所 2階)
入館料:無料
休館日:月曜日、8月13日(日)~15日(火)

2017年6月24日土曜日

記念館で職場体験が行なわれました!

本のラベル装備中
6月20日(火)から22日(木)の3日間に、八束学園の9年生(中学3年生)の生徒さんが1名、職場体験に来てくれました。
 開館準備や、書類の修正作業などの一般事務をはじめ、中村博士の蔵書のラベル装備などを含めた図書館業務、次回の企画展に向けた展示室の配置変えなど、色々な仕事を体験していただきました。
 仕事にあたってもとても礼儀正しく、お願いした作業を丁寧に、きっちりこなしてくださいました。記念館に来たのは今回が初めてと話してくれましたが、この体験で、前よりも少し記念館のことを身近に感じてくれたかな?と思います。
       3日間、本当にお疲れ様でした。また記念館に遊びに来てくださいね(^^)/
その日にあった講義の看板を書いてもらいました!

2017年6月20日火曜日

イベント『ヨーガとチャイを楽しむ午後』を行いました。(H.29.6.18)


 6月21日は、国連によって定められた「国際ヨーガの日」です。記念館でも昨年、一昨年とヨーガの日に合わせてイベントを企画し、ヨーガを始めとしてインドの文化に触れてきました。
 
3年目を迎える今年は、『ヨーガとチャイを楽しむ午後』とし、のべ30人の方にヨーガとチャイを楽しんでいただきました。

 第一部は、八束公民館等ヨーガ教室をされている山本紀子先生をお招きして、ヨーガ教室をしていただきました。体が固いという参加者の方も多くおられましたが、「ヨーガをすることで体が軽くなったような気がする」とおっしゃっている方もおられました。先生のヨーガと、優しい声で、参加者は心も体も健康になられたようでした。

ヨーガが終わった後は、記念館のセミナーハウス、通称「はじめハウス」でマドゥリ・カシバートラさんが作られた本場のチャイを飲みながら、お話しの会をしました。インド講師のマドゥリさんによるチャイの作り方の実演や、外国人が勘違いしがちなインドのお食事事情(例:インド料理はすべてカレーではない!)など、インドの文化についてのおはなしが聞けて、参加者の方も楽しんでおられるようでした。

2017年6月3日土曜日

【臨時開館・集中講義のお知らせ】

 6月5日(月)は、吉田宏晢先生の集中講義が2日にかけて行なわれるため、臨時開館をいたします。皆様どうぞお越しください。
 また、受講申込みは当日まで受け付けておりますので、ご興味のある方は記念館までお問い合わせください。
[講義名]「画像で見る仏教と他の世界の宗教とのちがい」
[日時]6月5日(月) 13:30~15:00、15:20~16:50
    6月6日(火) 10:30~12:00、13:30~15:00
[参考書]中村元『比較思想の軌跡』東京書籍
[受講料]4,800円
詳しい講義内容は、こちらを御覧ください。

5月28日(日)中村元記念館の友の会会員を対象とした交流会が開催されました。

 
 初めてとなる今回の交流会では、島根大学法文学部の出口顕教授・副学長をお招きし、「北欧の国際養子縁組と越境する家族形成」と題して、ご講演いただきました。講演では、最初に「人種」という言葉に科学的根拠は薄く、文化人類学ではほとんど使われていないという話から始まりました。シングル(独身)、同性のカップル、そして生物学上の「本当の」子供がいても養子をとる場合もある実例が報告され、養子を出す理由として貧困や宗教的な理由による中絶禁止が挙げられ、受け入れ側の理由としては、親の老後は兄弟全員で世話をするという「北欧」の社会的な背景があること、キリスト教的・人道的理由から行われることが多いことが説明されました。
 司会からは前近代北欧の家族形成の事例やE・トッドの家族研究が紹介され、フロアからも日本でそうした例が聞かれないのは宗教的・思想的に理由があると思うかとの質問も飛び、休憩時間や第二部に予定されていた交歓会の時間のほとんどを使っての活発な議論が行われました。
 会場では交流会終了後も会員同士が意見を交換する場面が見られ、良い交流会の場になったのではないかと思います。