2013年8月29日木曜日

祝:入館者1万人達成!記念セレモニーを行いました

中村元記念館の入館者が本日1万人を達成しました。

1万人目は埼玉県の大学4年生原田さん。お母様と2人で来館されました。卒論のテーマが古事記の出雲神話で、それにまつわる場所を回って歩いているそうです。ご両親が島根県の出身で、この夏休みに島根に里帰りしたところ、記念館の話を聞き、来館されたということです。



記念セレモニーでは、くすだまが割られ、前田專學館長から中村元先生の著書とCDセットが、松浦正敬松江市長から、大根島のボタンの花束が手渡されました。


原田さんは「こんなすばらしい記念館の記念すべき日に来館できて光栄です。今日いただいた本を読んで、今後の自分の勉強や人生の参考にさせていただきます。」と話されました。





最後に、記念館職員で構成された「はじめのバンド」が、中村洛子夫人が作詞をした「小鳥」を演奏し、お祝いをしました。




2013年8月16日金曜日

講演会のお知らせ


◎中村元博士生誕100年と日本印度学仏教学会第64回学術大会招致を記念して、公開講演会を実施いたします。

《日時》 8月30日(金)13:00~16:20(開場12:00)

《会場》 くにびきメッセ 1F・多目的ホール

《定員》 約500名(入場無料)

《講演内容》

 ・「中村先生と記念館」  
   前田專學氏 (中村元東方研究所理事長、中村元記念館館長)
 ・「人のこころ、観音の心」
   森清範氏 (京都・清水寺貫主)
 ・「浄土とは何か?」
   ひろさちや氏 (作家、評論家)

《申込方法》
 申込用紙に必要事項をご記入の上、中村元記念館まで郵送またはFAXにてお申込みください。
 
※当日参加も可能ですが、事前にお申込いただいた方が優先となりますので、ご入場いただけない場合もございます。

 チラシ、申込用紙はこちら



2013年8月7日水曜日

駐日ドイツ大使が来館されました






8月7日にフォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使が記念館をご訪問くださいました。

大使は親日家で、松江のことを大変気にいっておられ、松江日独協会発足のきっかけを作られた方だそうです。本年日本を離任されることとなり、離任前に来松されたということです。

図書閲覧室、展示室をご覧になり、約1時間滞在されました。

展示室にある書斎の復元を特に熱心にご覧になり、書斎に置かれた道具(インクやハタキなど)にまつわる中村先生のエピソードに耳を傾けられました。





最後に色紙にメッセージをいただきました。
記念館に掲示する予定ですので、ご来館の折にぜひご覧ください。


2013年8月3日土曜日

姫路文学館訪問



   7月17日、兵庫県にある姫路文学館を訪問しました。総工費50億円以上かけられた
 この博物館は北館に、和辻哲郎をはじめ姫路市出身の作家9名のコーナーがあり、
 南館には司馬遼太郎を中心とした記念室が設けられていました。
  和辻哲郎は倫理学を中村元博士に教えていたそうですが、その後も中村博士が従軍中
 姫路の地で入院した時も、お見舞いのお手紙を中村博士に出されています。そうした二人
 の親交は、生前の中村先生が姫路文学館に「和辻哲郎をめぐる人々」と題した文章を寄せ
 られたところにも見ることができるでしょう。
  文学館の見どころはそれだけでなく、茶室をそなえた望泉亭という国の文化財に指定された
 趣のある屋敷や、文学館の入口にある播磨曼荼羅など、盛りだくさんです。。
  記念館に姫路文学館様のパンフレットを置かせていただくことになりましたので、
 ご興味のある方は、当館へお越しの際に是非手に取ってご覧ください。
   

2013年8月2日金曜日

中村元インド哲学カフェ参加記



  7月14日、東方学院公開講座として中村元インド哲学カフェが開催されました。
 第9回を迎える今回は「ヨーガの世界 ~生と死と~」と題して二人の研究員が
 お話をされました。川崎豊氏はジャイナ教の視点から、西岡修爾氏は仏教とご自身の
 体験をもとにして、「輪廻と業」という哲学的なテーマと、私たちにとってより身近な
 「生と死」について報告されました。
 その後設けられた座談会ではお菓子とお茶が振る舞われ活発な意見交換が行われました。
 なかには九州から来られた方もおられ、哲学カフェの関心の高さが伺えました。

 今回の哲学カフェには清水谷理事長をはじめ記念館関係者も多く参加させていただき、
 勉強の機会を得ることができました。また司会を務められた(公財)中村元東方研究所の
 佐藤宏宗博士のはからいで記念館を会場の皆さまに知っていただく機会を与えて頂きました。
 記して御礼に代えさせて頂きます。ありがとうございました。