このたび、山陰中央新報社様より、この記事の配信事業の収益を通じて、寄付金15万円をご支援いただきました。
今回いただいたご寄付は、これからも多くの方に中村博士の偉業を知っていただくための活動や、その他記念館の事業に大切に活用させていただきます。
山陰中央新報社様、ありがとうございました。
島根県松江市八束町にある中村元記念館のブログです。
今回は、中村元記念館東洋思想文化研究所 岡﨑秀紀研究員によるお話と、学芸員からの次回展示案内、記念館スタッフ演奏によるクリスマスコンサートを行いました。
第1部では「中村元博士と小泉八雲について」と題して、現在放送中のドラマ「ばけばけ」登場人物のモデルになった実在人物(小泉八雲、セツ、西田千太郎、島根県知事 籠手田安定と娘の淑子)について、岡﨑研究員の調査研究と関連付けながらお話いただきました。また、中村元博士と小泉八雲の共通点について様々な例を挙げて紹介されました。
第2部では、学芸員による来年2月から開催予定の収蔵品展の予告として、展示予定内容の一部をご紹介しました。
休憩をはさんで、記念館スタッフで結成された「はじめのバンド」メンバーによるコンサートを行いました。中村家にあったクリスマスツリーなどで飾ったロビーで、お茶とお菓子とともに演奏をお楽しみいただきました。
今後も定期的に思想文化カフェを企画いたしますので、皆様どうぞご参加ください。
※この様子は、開催当日(12/6)の「さんいんNEWS645」(NHK松江放送局)で放映されました。取材に来ていただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。

第10回目の優秀賞に選ばれたのは、 辻 春樹(つじ はるき)さん(東京大学大学院)の「カーリダーサ作 Kumārasambhavaの伝承研究 ―第 4・5 章に対する注釈文献の比較検討を中心に―」でした。松江市長賞は榮 惟樹(さかえ ゆいき)さん(九州大学大学院)の「インド伝統医学における養生法の文献学的研究 ―『スシュルタ・サンヒター』4.24を中心に―」が授与されました。(奨励賞は該当なし)
辻さんは「今回の賞を励みに今後も研究に邁進していく所存です」と今回の賞の喜びを語られました。(現在ドイツにご留学中の為、ビデオメッセージをいただきました。)榮さんは、中村元博士との共通点である山陰の出身であることを語られ、また、故郷への感謝の思いを忘れずに、今後も研究を続けていきたいと述べられました。
授賞式のあとには、優秀賞を受賞された辻春樹さんによる、受賞記念講演「注釈文献に見るサンスクリット美文詩の受容と伝承—『クマーラの誕生』を例として—」が行われ、修士論文の研究内容とその研究方法、インドの詩と注釈を例に出しながら研究成果についてお話されました。また今後の研究展望とともに、中村元博士が翻訳された『尼僧の告白』などを例に出し、インドの美文学の和訳を出版して広く周知することやインド文学の美しさを伝える活動をしたいとのことで、中村博士を詠み込んだ自作の詩も最後に紹介されました。
受賞者の皆様、おめでとうございました!
中村元博士の開拓された東洋思想研究を志す大学生・大学院生のすぐれた論文を広く顕彰し、今後の研究を奨励することを目的として創設された中村元東洋思想文化賞 第10回の受賞者が決定いたしました。おめでとうございます!
なお、10月25日(土)15時00分から、中村元記念館におきまして、第9回中村元東洋思想文化賞授賞式、並びに優秀賞受賞者による記念講演を予定しております。
参加希望の方は、下記のフォームからお申込みください。