2016年12月25日日曜日

【第8回中村元思想文化カフェが行なわれました。】(H28.12.24)

 
今年最後となった今回のカフェでは、二人の研究員が”音楽”をテーマに発表し、実際に音楽を聴きながら、隠された思想・歴史について学びました。

 岡﨑秀紀研究員による「日本音楽にみる仏教思想 ~THE 仏教観 J-POP~」では、J-POPの中でも、特に仏教の思想を感じられる歌をいくつかピックアップし、歌詞のどこに仏教観が感じられるのかを解説されました。
 報告後のフリートークの時間には、会場からも「私の考える仏教観 J-POP」が紹介されたり、「仏教観とは何か」という質問から「自分の好きな曲もあったので、今度からじっくり歌詞を見ながら聴いてみたい」という感想までいただきました。

 笠原愛古研究員による「ヨーロッパの音の風景 ~歴史のなかの音楽~」では、古代ギリシアの祭りでは音楽が「競技」として扱われていたこと、中世では「自由七科」として神学・哲学の下に置かれていたこと、近現代ではドイツ、フランスの事例を中心に、より政治的な役割を持っていたことなど話がされました。会場からは5月に松江で開かれるミサの話も紹介されました。

 報告の合間には、はじめのバンドによるminiコンサートも行なわれ、新聞を見られて来られた方は、「初めて来たのだが、次回からの案内を送って欲しい」と好評でした。

次回のカフェは2月下旬を予定しております。お楽しみに!

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