2018年2月18日日曜日

【東洋大学から就業体験(インターンシップ)の学生を受け入れました。 2018/02/15】

 


今回は、博士課程に在学中の中国人留学生の方でした。大学生・大学院生の受け入れは初めてでしたが、温湿度管理や、記念館パンフレットの中国語版の作成、中国語で書かれた蔵書の整理などとても熱心に作業していただき、たった一日でしたが作業が随分はかどり記念館のスタッフも助かりました。

2018年2月17日土曜日

【東方学院松江校のお知らせ】

[集中講義]大乗仏教はどのように誕生したのか
[講師]渡辺章悟先生
[日時]2018年3月16日(金) 13:30~15:00、15:20~16:50
[テキスト]レジュメ配布
[参考書]高崎直道監修『大乗仏教の誕生(シリーズ大乗仏教2)』春秋社
[受講料]2,400円
 大乗仏教の起源と成立の問題を、最新の学説に基づきながらわかりやすく解説します。特に大乗仏教の代表的経典である、般若経・維摩経・法華経・華厳経の一部を、翻訳を通して実際に読みながら、①経典の成立、②大乗の特徴とその思想、③法滅と授記、③悟りの智慧の展開、④三度の転法輪、⑤菩薩思想などを順次に検証してゆきます。これらのテーマを分析しながら、大乗仏教の概要とその思想の全体像を理解できるように努めます。
                 (2017年度東方学院松江校受講手引きより抜粋)
※2月9日付の山陰中央新報で渡辺章悟先生の講義についての記事が掲載されました。山陰中央新報社様、ありがとうございました!
受講申込みはまだ受け付けておりますので、ご興味のある方は記念館までお問い合わせください。(TEL 0852-76-9593/FAX 0852-76-9693)
詳しい講義内容は、こちらを御覧ください。

2018年2月15日木曜日

【東方学院松江校のお知らせ】

[集中講義]アメリカ仏教の心理化と瞑想化―日本仏教への示唆となるか?
[講師]田中ケネス先生
[日時]2018年3月10日(土) 13:30~15:00、15:20~16:50
       3月11日(日) 10:30~12:00、13:00~15:00 (4コマ)
[テキスト]購入が必要
[受講料]4,800円
 多くのアメリカ人が仏教に惹かれる理由は、仏教にはメディテーション(瞑想)と、その心理学的解釈にある。彼らにとって仏教は、葬式や法事ではなく、「日常の目覚め」を実現させてくれるものなのである。つまり、従来の教会で説教を聞いて「信じる宗教」ではなく、自らが瞑想し、仏教の心理学的解釈を「糸口」に、日常の目覚めに基づく心の安穏を求める、「目覚める宗教」に惹かれるのである。
                                                     (2017年度東方学院松江校受講手引きより抜粋)
田中ケネス先生は昨年、中村元東方学術賞を受賞されました。(中村元東方学術賞については⇒ http://www.toho.or.jp/toho.php?pg=4
受講申込みはまだ受け付けておりますので、ご興味のある方は記念館までお問い合わせください。
詳しい講義内容は、こちらを御覧ください。

2018年2月7日水曜日

能海寛生誕150年特別展 「チベット仏教求法僧・能海寛と中村元博士」

 
能海寛生誕150年を記念して、能海寛研究会協力のもと、特別展を開催中です。
当時の新聞記事や貴重な初版本などと合わせて、本邦初公開の資料も展示しております。
(等身大の能海寛のポスターも展示中です!)
 本日、記念館は大雪です。展示は8月まで行う予定ですので、雪が溶けたら是非お越しください。
開館時間:2月3日(土)~8 月 31 日(金)10:00~18:00(最終入場:17:30)
場所: 中村元記念館 展示室(松江市八束支所 2階)
入館料:無料
休館日:月曜日
チラシのPDFはこちらを御覧ください。



第13回中村元思想文化カフェを開催しました。

 
 2月3日、第13回思想文化カフェが開かれ、岡 宏研究員により「21世紀において医療と仏教の協働は可能か(その2)」が話されました。

 医学・医療の立場から見た「いのち」のルールである「生命倫理」に対する考え方は、「生命倫理」学が成立したアメリカと、ヨーロッパ諸国は在り方が異なっていること、理論の共有が難しいことから「患者の人生の意味」に焦点をあてた「新たな生命倫理学」が求められていることが話されました。人はなぜ生きなければならないのか、辛く苦しい現実は変えられないがその意味は変えることができる、より良く生きることとは何か、などが物語論を軸に語られ、30分の質疑応答では足りないほどでした。
 
 今回は旧正月の時期の開催ということで、山陰の神楽を研究されている中野秋鹿研究員により「高砂」が謡われ、閉会となりました。次回のカフェは未定ですが、決定次第お知らせいたします。ご期待ください!