2015年10月31日土曜日

史跡足利学校哲学研修(一日目)


9月28日(月)から29日(火)にかけて、一泊二日の史跡足利学校哲学研修が行われました。
足利学校は、平成26年11月22日に当館と【交流協定】を結んだご縁もあり、今回の研修旅行が実現しました。
記念館スタッフからは3人が参加し、合計8人で足利学校のほか、二日目には世界遺産の日光山輪王寺、日光東照宮などを参拝しました。



 今年の4月に日本遺産に認定された史跡足利学校は、日本最古の学校として有名ですが、校舎には洗練された凛とした空気が漂っており、学校門を通るときには自ずと背筋が伸びる思いがしました。
 校内では、孔子の76代目の子孫の孔さんによる校内の説明や、孔子についてのお話を聞かせていただきました。(なんと9月28日は孔子の誕生日だったそうです!)
 校内には宥坐之器(ゆうざのき)があり、実際に水を入れてみることで、わかりやすく孔子の『中庸の教え』を学ぶことが出来ました。(水をいっぱいに入れるとひっくり返ってしまうことから、「満ちて覆らないものはない」ということを弟子たちに説いたもの。)

 書院から庭園を見ながら、昔、ここで学んだ学徒も、同じ風景を見ていたのかなと、この学校が育んできた歴史の重さを考えさせられました。

 最後に、史跡となってからの初めての庠主(校長)であった中村博士の愛した古印(こいん)最中をおみやげに買って、足利学校を後にしました。足利学校の方々、本当にお世話になりました。

あんこがぎっしり詰まっており、それでいてしつこさがなく上品な甘さでした。
その後、いろは坂を通って華厳の滝を見に行きました。

 この坂はとてもカーブが多く、第一の坂は20カーブ、第二の坂では28カーブもありました。

 華厳の滝は、通常は毎秒2トンの水量で落ちているらしいのですが、先日の大雨でこの日は倍の4トンの水量になっており、水が飛沫を上げて落ちるさまには圧倒されました。

 エレベーターで降りて、正面から迫力のある滝を間近に見ることも出来ました。
















二日目に続く



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