2013年10月17日木曜日

開館1周年イベント「はじめのインド」を開催しました

10月13日(日)当日は幸運なことに、好天に恵まれました。
イベントがスタートする10時に合わせ、中村元先生のご息女の三木純子様にご挨拶をいただき、
16時すぎまで様々な催しにたくさんの方々が参加してくださいました。

中庭での催し
中庭では、インド料理SPICEさん、ホームメイドメルシーさん、カフェチェレステさんなどの飲食店、大根島産直市の野菜販売、似顔絵、ワードアート、陶芸家の作品販売、 民族衣装体験コーナー、スーパーボールすくい、当てくじ、古本市とフリーマーケットを開催。

昼時にはカレー屋さん前に長蛇の列が。隣のグラウンドで開催された町民体育祭からお昼ご飯を食べに来てくださった方がたくさんいらっしゃいました。パン屋さんも昼過ぎには完売でした。

似顔絵を出店されたPomさんのほんわかした絵も大人気。また、Akiさんの「ワードアート」は、お客さんの名前で詩を作るというもの。書いてもらった人のを見せてもらったら、とても素敵でした!自分の名前にこんな意味があるのか~と自分の名前を改めて好きになること間違いなしです。



さて、一方、記念館の館内でも様々な催しをしました。


15時からはマイトリーさんの館内ライブ。こちらをお目当てに来場くださったお客様も多かったようです。ボーカルの森田さやかさんの澄んだ歌声と、hiutaさんのギターの美しい音色に聴き入ってしまいました。また、森田さんがMCで、中村元先生が大切にされていた「慈悲」ということばの「慈」と「悲」のそれぞれの意味についてお話しされたのが印象的でした。


マイトリーライブ


館内ではヨガ体験もありました。ヨガマットに横たわって、まずは深呼吸から。ゆっくりとした時間が流れていました。体も心もぐっすり眠った後みたいに休憩できました。

ヨガ体験

ヨガ体験のおとなりはワークショップ会場。羊毛フェルトの小物作り、キャンドル作り、裂き織りを体験していただきました。

ヨガに来られたお客様がいつの間にかフェルト手芸に没頭されていたり。おばあちゃんと一緒にチャレンジしてかわいいマイキャンドルができあがりニコニコして持ちかえる子どもさん。また裂き織りでは、小さい段ボール製のはた織り機で作品を仕上げ、自宅でも作ってみる!と段ボールばたを持ち帰られるお客様にも出会いました。もう使えなくなった洋服生地や思い出のある布などを織り込めますね。

どのワークショップも子どもさん連れの方や大人の方が熱心に作品づくりをされました。


ワークショップ 裂き織り


研究報告会では、中村元記念館東洋思想文化研究所の研究員3名が研究成果を発表しました。

・中野 秋鹿 研究員 「佐陀神能と中世出雲神話」
・島田 隆輔 研究員 「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」
・岡崎 秀紀 研究員 「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」


予想をはるかに上回る参加者数に資料が不足し急遽印刷に走ることになり、ご迷惑をおかけしました。みなさま熱心に発表に耳を傾けてくださいました。

研究報告会

記念館スタッフにとってイベントの企画・運営はまったく初めての経験でしたが、出店・出演してくださった方々、ボランティアスタッフの方々、そしてご来場くださった方々・・・本当に多くのみなさまのご協力に支えられ、このように盛大に開館1周年を祝うことができました。

みなさま、本当にありがとうございました。

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