室町時代、東山文化の中に芽生えた香道は、茶道、華道と三位一体であるといわれてますが、「香木」自体が身近なものではないため、なかなか広まらなかったようです。今回参加された方も、香道初体験という方がほとんどでした。講師の大谷香代子先生から、香道の基本、歴史など説明をお聞きした後、実際に「組香(くみこう)」を体験しました。
香元(こうもと)と呼ばれる方の優雅なお手前でたかれたお香を順番に聞き(香りを嗅ぐこと)、その順番を当てるゲーム感覚の遊びです。組香は一つのテーマを香りで表現しようとする遊戯だそうで、本日は夏にふさわしく、夕立の稲妻をイメージした「いなづま香」でした。上品な香木の香りに包まれ、静かな空間で、雅な時間を楽しみました。執筆(しっぴつ)と呼ばれる方が記録した香席の記録は、一番成績のよかった方が持ち帰ることができます。一時間半の体験でしたが、雅な香りの遊びを体験することができ、とても心が落ち着きました。
ご後援いただきました公益財団お香の会では、来月9月7日(土)にも米子市文化ホールで香道講座を予定されているそうです!ご興味のある方は、まだお申し込みが可能とのことですのでお問い合わせしてみてください。(お問い合わせ先:米子市文化ホール TEL0859-35-4171)
香道講座 参加申込書(主催:お香の会)
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