12月22日(日)に第15回思想文化カフェを開催しました。ほぼ1年ぶりとなる今回ですが、定員を超え初のキャンセル待ちが出るほどのお申し込みがありました。1つ目の島田隆輔研究員による「中世の仮名法語『一言芳談抄』を読む」では、中村元博士が『仮名法語集』月報に寄せられた「仏教の民衆教化と仮名法語」の紹介をはじめとして、『一言芳談抄』成立の時代背景やそこで語られる「夢」の意味などが解説されました。
笠原愛古研究員による「『ムーミン谷の冬』とトーベ・ヤンソンの時代」では、最近の研究を下敷きに、「大人向け」とされる『ムーミン谷の冬』で何が語られているのか、トーベの書簡などにみられる自己認識を踏まえながら紹介されました。
午後からのお楽しみ会では、一風亭さんの作られたシジミを使ったガンボスープ(フランスパン添え)に舌鼓を打ちながら、参加者同士親睦を深めました。
また、参加者の方から薄茶とケーキのセットを振舞われたり、東方学院歌隊による歌の披露が行われるなど、大いに盛り上がりました。
今後も定期的に思想文化カフェを企画いたしますので、皆様どうぞご期待ください!
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