2018年10月31日水曜日

2018年11月1日(木)から、山陰中央新報連載「中村元~慈しみの心」の執筆者が田上太秀先生(駒沢大学名誉教授)から服部育郎先生に代わります。

 服部先生は田上先生の教え子であり、中村元東方研究所専任研究員を務められています。
 10月31日(水)の山陰中央新報の文化の欄に、服部先生の『「慈しみの心」執筆にあたって』という文章も掲載されました!是非御覧ください。

2018年10月27日土曜日

クローン展実行委員会の皆様から、寄付金を頂戴しました。

7~8月に島根県立美術館で開かれた企画展「東京芸術大学クローン文化財展 甦る世界の文化財~法隆寺からバーミヤンの旅」を主催した、東京芸術大学や山陰中央新報社などで作られた実行委員会の皆様から10月26日、ご来場者から寄せられた募金の一部を中村元記念館へご寄付いただきました。頂戴した寄付金は、中村元記念館の事業に有益に使わせていただきます。ありがとうございました!

2018年10月20日土曜日

【第4回中村元東洋思想文化賞の授賞式が執り行われました。(2018.10.20(土))】

 
全国の大学から集まった優秀な論文の中から第4回目の優秀賞に選ばれたのは、東京大学大学院に在籍されている張 瀛子(ちょう・えいこ)氏による「清代の荀子再評価:「十六字心伝」から恵棟(けいとう)まで」でした。
 松江市長賞には東京大学大学院の大胡 高輝(おおご・こうき)氏による「『教行信証(きょうぎょうしんしょう)』における『十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)』引文の位置―般舟三昧(はんじゅざんまい)から称名念仏への転形―」、奨励賞は大阪大学を卒業された坪田 さより(つぼた・さより)氏の「古代インドにおけるKūrma(クールマ)「亀」」が授与されました。受賞者挨拶では、今回の賞を励みに研究を続けていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。と話されました。おめでとうございました!
 また、授賞式のあとには、優秀賞を受賞された張氏による特別講演も行いました。

2018年10月3日水曜日

【東方学院松江校のお知らせ】

 
10月21日(日)から二日間、釈悟震先生の集中講義が行われます。10月14日までにご入金いただきますと、早割のお値段で受講することができます!皆様どうぞご検討ください。
[講義名]仏教聖典へのいざない
[講師]釈 悟震先生
[日時]2018年10月21日(日) 13:30~15:00、15:20~16:50
10月22日(月) 10:30~12:00、13:30~15:00(4コマ)
[テキスト]『仏教経典散策』購入が必要
[受講料]5,800円(早割4,800円※10月14日までに受講料を納入された場合)
※はじめて東方学院松江校を受講される方は、入会金等が必要になります。

・・・本講義では、長い間、もっとも難解で親しみやすくない仏教の聖典をわたくしどもが親しみやすくなるように日頃、心血を注いだ中村元博士の数多くの珠玉の教説により『スッタニパータ(経集)』、『ダンマパダ(法句経)』、『般若心経』、『華厳経』、『法華経』、『維摩経』、『勝鬘経』、『父母恩重経』、『観音経』、『金剛経』など著名な仏教聖典を、説話やエピソードを交えてつづられた『仏教経典散策』を主要テキストとして、より分かり易く、担当講師独自の目線にて仏教聖典への思惟方法を踏まえて、そのいざないを昨年度につづいて順次講じてまいります。
(2018年度東方学院松江校手引きより抜粋) 

詳しい講義の内容は、こちらをご覧ください。
お問い合わせ先:中村元記念館(TEL:0852-76-9593、E-mail: info@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp)

2018年10月2日火曜日

【後期展示始まりました!】中村元記念館開館五周年特別企画 スケッチと水彩で描くインド仏跡巡拝の旅~豅博道作品展~


 大好評をいただきました前期の作品展に引き続き、10月2日から作品を総入れ替えした後期の展示が始まりました。水彩の淡く優しいタッチで、インドの風景や現地の人々の日常を描いた絵など、前期よりもさらにボリュームアップして10作品多く展示しております。
 今回も先着でポストカードをプレゼント中です!皆様のご来館をお待ちしております。
展示期間:2018年10月2日(火)~11月30日(金)
お問い合わせは中村元記念館(0852-76-9593)まで!
詳しくはこちらをご覧ください。

2018年9月29日土曜日

【第14回中村元思想文化カフェが行われました。2018.9.29(土)】

 
今回は、岡 宏研究員による「“いのち”の現場から考える“大丈夫”という物語り」が話されました。
 普段、何気なく口にする“大丈夫”という言葉には様々な意味があり、仏典の『大丈夫論』の中では“大丈夫”には悲心という“慈悲”の意味などがあるそうです。特に医療の現場に携わる人は、当事者性をもって、苦しんでいる人の傍らにい続けることが大事であると話されました。
 誰かのために言った“大丈夫”という言葉は、実は自分自身にも言い聴かせている祈りの言葉であり、そこには自然を超えたものがあきらかに“はたらいている”と話されたことがとても印象的でした。

2018年9月7日金曜日

【東方学院松江校のお知らせ】

 9月14日(金)に、山口先生の維摩経の講義が行われます。
 本日中にご入金いただきますと、早割のお値段で受講することができます!皆様どうぞご検討ください。
 また、当日は講読がメインとなりますので、漢和辞典をご持参ください。
(新たに購入する場合は、『全訳 漢辞海』第四版(三省堂、2016年)を推奨します。)

[講義名]仏教漢文講読:『維摩経』を読む
[講師]山口 弘江先生
[日時]2018年9月14日(金) 13:30~15:00、15:20~16:50(2コマ)
[テキスト]レジュメ配布
[参考書] 中村元「現代語訳大乗仏典3『維摩経』『勝鬘経』」(東京書籍)2003年
高橋尚夫、西野翠(訳)『梵文和訳維摩経』(春秋社)2011年
[受講料]3,400円(早割2,400円 ※9月7日までに受講料を納入された場合)
※はじめて東方学院松江校を受講される方は、入会金等が必要になります。

・・・本講義では、『維摩経』の諸訳の中で最も広く読まれた鳩摩羅什訳『維摩詰所説経』をテキストに、本文を講読します。前半では『維摩経』の概要を説明し、後半では経の序章にあたる「仏国品」を受講者の皆さんとともに輪読する予定です。受講を通じて、みなさんが『維摩経』の世界を原典に基づき自ら味わい、仏教漢文の基礎を身に着けることを目的としています。
*受講にあたって特別な予習は必要ありませんので、これまであまり仏典に触れたことがない方や、歴史や漢文・漢字に興味のある中高生の受講も歓迎します。
(2018年度東方学院松江校手引きより抜粋) 

お問い合わせ先:中村元記念館(TEL:0852-76-9593、E-mail: info@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp)