2013年10月24日木曜日

島根大学と中村元記念館が包括的連携協定を結びました

10月18日に、島根大学松江キャンパス(松江市西川津町)で、島根大学と中村元記念館との包括的連携協定調印式を行い、当館前田專學館長、清水谷善圭理事長、谷口博則副理事長が出席しました。
調印式にて 小林学長(左)と前田館長
今後、島根大学で当館の講師が東洋思想の講義を実施したり、ゼミ単位で当館を活用するなどして連携を深めていく予定です。小林祥泰島根大学長は「近くにこのような素晴らしい勉強の場ができたことは島大にとってもありがたいことです。学生に活用してもらい中村先生の平和を愛する東洋思想を学んでほしいと思います」と話されました。
小林学長(左から2番目)と記念撮影
 また、同日、当館前田專學館長が、島根大学の公開授業「島根学」で「松江から出た偉大なインド哲学者中村元博士の足跡」というテーマで講義を実施し、300人以上が聴講しました。

前田館長の「島根学」講義

2013年10月18日金曜日

海外研修旅行<韓国名刹寺院めぐりの旅>を実施しました

 9月17日から20日まで、中村元記念館が企画する海外研修旅行<釈悟震先生と行く韓国ソウル周辺名刹寺院めぐりの旅>を実施しました。


1日目<9月17日(火)>
 米子鬼太郎空港からアシアナ航空にて、仁川空港へ。ホテルにチェックインした後、ソウル市内の焼き肉レストランで夕食をとりました。お肉も、イカの塩辛のようなキムチもおいしかったです。
焼き肉レストラン
 その後、夜のソウルを散策。屋台がたくさん出ていました。東大門近くの眼鏡店で老眼鏡を購入したSさんは、乱視入りの老眼鏡は日本では出来上がるまで1週間くらいかかるのに、夜の8時に頼んだものが翌朝にできあがった!ことに感動しておいででした(しかも日本のおよそ半値だそうです)。

2日目<9月18日(水)>
 朝食後、韓国唯一の尼僧教団である普門寺(ボムンサ)を参拝しました。
 「萬佛殿」はその名の通りの圧巻。また天井や壁の装飾も鮮やかで見事でした。
普門寺 「萬佛殿」

美しい天井と壁の装飾
 続いて訪れたのはソウルで最も簡素で美しい寺と言われる歓喜寺(ファンヒサ)。こちらでは韓国の精進料理をいただきました。

お布施をお渡ししています

左は韓国のお盆に食べるというお餅
 午後は、景福宮、国立民族博物館を見学、大統領官邸を車窓より見学した後、名税店でショッピング。各自おみやげを購入していました。夕食で訪れたレストラン「高尚」では、高尚な精進料理をいただきました。
「高尚」の高尚な精進料理

3日目<9月19日(木)>
 ホテルでの朝食後、古の国指定の祈願寺・道詵寺(ドソンサ)を参拝しました。
 こちらではご住職が自らご対応くださいました。

ご住職(右)が対応

ご住職と記念撮影
 続いて、古の王室祈願寺・華渓寺(ファゲサ)、大韓仏教曹渓宗総本山・曹渓寺(チョゲサ)を参拝し、レストランで夕食をとった後ホテルへ戻りました。

韓国風うどん

4日目<9月20日(金)>
 いよいよ最終日。朝はホテルを5時に出発。空港近くのレストランで朝食後、食品店でおみやげを買って帰国の途へ。参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。

 さて、2月には中村元記念館が企画する海外研修旅行の第2弾!<インド仏跡巡拝の旅 6日間>を企画しております。お楽しみに!

2013年10月17日木曜日

開館1周年イベント「はじめのインド」を開催しました

10月13日(日)当日は幸運なことに、好天に恵まれました。
イベントがスタートする10時に合わせ、中村元先生のご息女の三木純子様にご挨拶をいただき、
16時すぎまで様々な催しにたくさんの方々が参加してくださいました。

中庭での催し
中庭では、インド料理SPICEさん、ホームメイドメルシーさん、カフェチェレステさんなどの飲食店、大根島産直市の野菜販売、似顔絵、ワードアート、陶芸家の作品販売、 民族衣装体験コーナー、スーパーボールすくい、当てくじ、古本市とフリーマーケットを開催。

昼時にはカレー屋さん前に長蛇の列が。隣のグラウンドで開催された町民体育祭からお昼ご飯を食べに来てくださった方がたくさんいらっしゃいました。パン屋さんも昼過ぎには完売でした。

似顔絵を出店されたPomさんのほんわかした絵も大人気。また、Akiさんの「ワードアート」は、お客さんの名前で詩を作るというもの。書いてもらった人のを見せてもらったら、とても素敵でした!自分の名前にこんな意味があるのか~と自分の名前を改めて好きになること間違いなしです。



さて、一方、記念館の館内でも様々な催しをしました。


15時からはマイトリーさんの館内ライブ。こちらをお目当てに来場くださったお客様も多かったようです。ボーカルの森田さやかさんの澄んだ歌声と、hiutaさんのギターの美しい音色に聴き入ってしまいました。また、森田さんがMCで、中村元先生が大切にされていた「慈悲」ということばの「慈」と「悲」のそれぞれの意味についてお話しされたのが印象的でした。


マイトリーライブ


館内ではヨガ体験もありました。ヨガマットに横たわって、まずは深呼吸から。ゆっくりとした時間が流れていました。体も心もぐっすり眠った後みたいに休憩できました。

ヨガ体験

ヨガ体験のおとなりはワークショップ会場。羊毛フェルトの小物作り、キャンドル作り、裂き織りを体験していただきました。

ヨガに来られたお客様がいつの間にかフェルト手芸に没頭されていたり。おばあちゃんと一緒にチャレンジしてかわいいマイキャンドルができあがりニコニコして持ちかえる子どもさん。また裂き織りでは、小さい段ボール製のはた織り機で作品を仕上げ、自宅でも作ってみる!と段ボールばたを持ち帰られるお客様にも出会いました。もう使えなくなった洋服生地や思い出のある布などを織り込めますね。

どのワークショップも子どもさん連れの方や大人の方が熱心に作品づくりをされました。


ワークショップ 裂き織り


研究報告会では、中村元記念館東洋思想文化研究所の研究員3名が研究成果を発表しました。

・中野 秋鹿 研究員 「佐陀神能と中世出雲神話」
・島田 隆輔 研究員 「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」
・岡崎 秀紀 研究員 「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」


予想をはるかに上回る参加者数に資料が不足し急遽印刷に走ることになり、ご迷惑をおかけしました。みなさま熱心に発表に耳を傾けてくださいました。

研究報告会

記念館スタッフにとってイベントの企画・運営はまったく初めての経験でしたが、出店・出演してくださった方々、ボランティアスタッフの方々、そしてご来場くださった方々・・・本当に多くのみなさまのご協力に支えられ、このように盛大に開館1周年を祝うことができました。

みなさま、本当にありがとうございました。

2013年9月19日木曜日

記念館閲覧室の新着図書


 記念館司書より、閲覧室の新着図書のご案内です!

                           『新装版インド哲学思想』全5巻 中村元 著 
                                         岩波書店 2012年11月発行

中段の4冊と上段中央の1冊です 
上段右の緑色の箱に全5巻が納められています
 

 中村元が大学院時代に研究課題として選んだインド哲学思想、その学位論文が「初期ヴェーダンタ哲学史」4部作として出版されたのは1950年代です。

 博士が20代の頃の5年をかけた研究の成果でした。23歳で召集され、病に倒れ大学へ戻った年から執筆が始められ、29歳の年に脱稿となったそうで、戦時中のため原稿用紙を入手するのにも苦労されたそうです。

 また、出版の時期が終戦前後と重なり、長い時間、出版されずにいたため、防空壕へ原稿を運んで避難されるなど大変な苦労の後に世に出た本でした。

後年に出版された「シャンカラの思想」が今回、それらに加えられ全5巻となりましたが、その元は大学院時代のノートに始まっているそうです。

戦争と貧困の苦難を乗り越えて、現在の私たちの時代に改めて出版された中村先生の本を、ぜひ手に取ってみてください。

 研究を始めるきっかけとなった中村元の恩師である宇井白寿が第1巻に「序」を記しています。宇井先生より、仏教を研究したいのなら、まずヴェーダンタ哲学をやりなさい、と勧めらたのが、研究のきっかけだったそうですが、その宇井先生の「序」が第1巻のはじめに載せられています。

記念館では展示室のガラス戸越しにしか見ることができない本でしたが、岩波書店さんから寄贈していただきましたので、どうぞご覧ください。新しい本のコーナーに展示中です。


 *4部作のうち、4巻目の「ことばの形而上学」には、4冊全部の索引が巻末についています。

(F)

2013年9月18日水曜日

10/13(日) 開館1周年イベント「はじめのインド」開催のお知らせ



中村元記念館は、10月10日に開館1周年を迎えるにあたり、1周年記念イベント「はじめのインド」を開催いたします。

《日時》 平成25年10月13日(日曜日)10:00~16:00

《場所》 中村元記念館・松江市役所八束支所中庭
     (島根県松江市八束町波入2060)

日頃ご来館いただいている中村先生ファンの方々、インド哲学に興味をもつ方々、東方学院松江校研究会員の方々はもちろん、広く一般の方々にご来場いただき、中村博士や記念館のことを知ってもらう第一歩として、インドの文化に触れてもらおうという意味での“はじめの”インドです。

以下に内容を簡単にご紹介しますが、詳細はチラシ(PDF) をご覧ください。

みなさま、お誘い合わせてご来場ください。

チラシ(表面)チラシ(裏面)



《内容》 ◎グルメ 
         インド料理スパイス(カレー/サモサ/マンゴージュース)
         カフェチェレステ(ケーキ/ドリンク)
         ホームメイドメルシー(パン/焼き菓子)
         大根島産直市(野菜販売)
     
     ◎音楽
         マイトリーライブ(15:00~・入場無料)/シタール演奏
      
     ◎映画
         インド映画「マイネーム・イズ・ハーン」(12:00~14:50)(入場無料)

     ◎アート
         三井昌志 写真展「インド・12億の素顔」(入場無料)
         陶芸家 木本紗綾香 展示販売
         三郎ライブアート
         aki ワードアート

     ◎ワークショップ
         ヨガ体験(11:00~12:00/14:00~15:00)
         けしごむはんこ作り/裂き織り/キャンドル作り/羊毛フェルトのストラップ作り

     ◎研究員報告会(10:20~11:50)
         「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」(岡崎秀紀)
         「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」(島田隆輔)
         「佐陀神能と中世出雲神話」(中野秋鹿)
         
     ◎その他
         民族衣装体験(無料)/フリーマーケット/古本市/雑貨販売
        


2013年9月5日木曜日

第64回 日本印度学仏教学会 招致記念 公開講演会(8月30日)

前田專學氏 「中村先生と記念館」

 さる8月30日に、くにびきメッセ (島根県立産業交流会館)において、第64回日本印度学仏教学会招致記念 公開講演会が開催されました。この講演会は中村元博士生誕100年記念事業の一環として、当館館長前田專學は「中村先生と記念館」、その年の世相をあらわす今年の一字で知られる京都・清水寺の森清範師は「人のこころ、観音の心」、宗教評論家として、また作家として多くの著作が知られる ひろさちや先生は「浄土とは、何か?」とそれぞれ題して、ご講演をしていただきました。
 
ひろさちや氏 「浄土とは、何か?」


森清範氏 「人のこころ、観音の心」

 500人を想定していた会場はほぼ人で埋め尽くされ、後日記念館に来られたお客様の中には、「講演会はよかったね。あんなお話が無料で聞けて」と話される方もおられました。
 わざわざ京都から来て下さった森清範師、ひろさちや氏はもちろんですが、ボランティアとして受付けを手伝ってくださった清水寺縁の方々、なにより来場された多くの方々にも、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。


前田館長の講演では、記念館スタッフによる「はじめのバンド」の演奏も

2013年9月2日月曜日

写真展「ブッダのことば~日本印度学仏教学会開催記念」開催中です(~9/22)


 
 写真家・丸山勇氏の写真展「ブッダのことば」を9月22日(日)まで開催中です。



 昨年度開催しご好評をいただいた写真展からのセレクションで、作品パネルを20点ほど館内に展示しております。



 添えられたブッダのことばに耳をすましてください。